通常、ホワイトニングは、人間の生きた歯に施されるもので、神経を抜いてしまい死んで変色してしまった歯には対応できないものです。
しかし、ウオーキングブリーチの手法を使うことで、黒く変色してしまった歯もその白さを取り戻すことが可能なのです。このウオーキングブリーチというのは、ブリーチの単語が示すとおり漂白を行う審美歯科のことで、通常のホワイトニングでは不可能とされる、壊死した歯の白さを取り戻すものです。
この施術方法は、歯の神経が通っていた管を利用するもので、この管の中に直接漂白液を注入し、変色してしまった歯を直接処理しようというものです。神経が死んでしまった歯は、医療用語で失活歯と呼ばれるもので、歯の神経そのものが失われていますので、通常痛みを感じることなどはほとんどありません。
ウオーキングブリーチは、数回に分け処置していきますが、管に薬液を入れる施術ですので、歯科医の指示する通りの期間、薬剤を交換しなければ歯が白くなりすぎるというトラブルも起こり得ますので、くれぐれも歯科医の指示通り定期的に通院しましょう。
こうした失活歯は、全体のホワイトニングに影響しますので、の調整の相談などは細かく歯科医と相談して進めていきます。